ウクライナ情勢の悪化によって、日本経済にも少なからず影響があります。
そして、経済の影響は直接私たちの日常生活に影響を与えることになります。
では、ウクライナ情勢の悪化によって
どのような影響があるのでしょうか。
「ウクライナ情勢の悪化が私たちの日常生活にどのような影響を及ぼすのか」を解説していきます。
戦況やロシアへの経済制裁の強化など、今後の動向によって非常に変化しますが考えられる状況を見ていきましょう。
ウクライナ情勢の悪化が日常生活に与える影響4選
ウクライナ情勢の悪化によって受ける日常生活への影響は主に以下4つです。
- ガソリン価格の高騰
- パン・パスタの値上げ
- 野菜や魚などの生鮮食品の値上げ
- 半導体不足
では、なぜこのような影響が及ぶのかも含めて解説していきます。
ガソリン価格の高騰
ウクライナ情勢の悪化によって、私たちの日常生活への影響1つ目はガソリン価格の高騰です。
ロシアは原油の生産量が世界3位。
経済制裁でロシア産の原油が出回らなくなると、世界的な供給不足になり原油価格が高騰します。
原油高はガソリン価格にもろに跳ね返ってくるので、ガソリン価格の高騰は免れません。
また、原油価格の高騰は物流の段階で様々な影響を及ぼすでしょう。
原油価格の高騰により、
ガソリン以外にも
・灯油や軽油、重油の価格
・電気、ガス料金
も上昇すると考えられます。
パン・パスタの値上げ
私たちの日常生活の影響2つ目はパン・パスタなどの小麦製品の値上げです。
ロシアとウクライナは小麦生産国。
なんと、両国で世界の25%を占めています。
そのため、情勢の悪化によって輸送が止まると世界の穀物市場に大きな影響が及びます。
実際、シカゴ市場では先物価格がすでに上昇しているんです。
世界の小麦生産の4分の1を
占めていれば、
輸送が止まった時に
値上げされるのは当然でしょう。
野菜や魚などの生鮮食品の値上げ
私たちの日常生活への影響3つ目は野菜や魚などの生鮮食品の値上げです。
・農業ハウスの温度調節には業務用ガソリンを使用
・漁船を動かすにも重油を使用
このように外国から直接輸入していない食品でも、
生産過程でガソリンや灯油、重油を使う場合、原油価格高騰の影響を受けます。
生産コストが高まれば、もちろん販売価格も高まるので生鮮食品が値上げする可能性があるんです。
生産過程で原油価格高騰の影響を受け
生産コストが上昇した分、
販売価格が上がるという流れです。
半導体不足
私たちの日常生活への影響4つ目は半導体不足です。
ウクライナは半導体を作り出すためのネオンやパラジウムなど希少ガスの主要産出国。
そのため、情勢悪化によって供給が止まれば半導体不足に陥ります。
半導体が不足することによって具体的にどのような影響があるのでしょうか。
・給湯器の交換不可
・最新ゲーム機が手に入らない
など、半導体を使用した商品に深刻な影響を及ぼします。
現在日本ではすでに半導体不足が問題に上がっていますが、状況次第では長期化も懸念されています。
半導体は私たちが普段使っている
スマホや家電製品に使われています。
そのため、現代において半導体は
欠かせないものなんです。
ウクライナ情勢の私たちの日常生活への影響まとめ
ウクライナ情勢は私たちの生活・お金管理にも大きな影響を与えます。
そこで今回は「ウクライナ情勢の悪化が私たちの日常生活にどのような影響を及ぼすのか」について解説しました。
今回の出来事によって、ウクライナだけでなく世界に大きな影響を与えます。
そして、それは私たちの生活に直接的な影響を及ぼすことを意味しています。
私たちは今回の出来事に対してできることは少ないですが、少しでも経済や社会に興味・関心を持ち考えるきっかけになれば幸いです。
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